寒のもど~り~ [れびゅー]
う~っ、寒い・・・。 寒の戻りなんだね。 桜も つぼみが また固くなるのかね?
どこかへ出掛けていて、夜遅く帰ってくる。部屋に入ると、ほんの少し、開けっぱなしになってた 窓から 冷たい風が流れ込んでる。
この歌のイントロを聴くと、そんな感じを思い出す。そして、それは今宵みたいに 寒い日だったり することが多いのは 何故?初めて聴いた日も そんな感じだったかも・・・。
「Automatic」宇多田ヒカル 1998年12月09日 発売 たしか、ウッちゃんナンちゃんが出てた深夜枠の番組で流れてたのを聴いたのかな。初めての時。どっかから帰って来て、テレビを点けた記憶がある。宇多田ヒカル・・・その時は、こんなに記録を塗り替えるほど売れるなんて思わなかった。藤 圭子の娘だと思わなかった。でも、なんか 引っかかるようなところがあって、スクラッチ・ノイズとイントロが何回もぐるぐるする。「七回目」という出だしの歌詞で、「なな」の二文字の間に「ha~」と、ビブラートを掛けながら 抜ける 気だるさが引っかかった。
彼女の素顔は、なかなか見ることは無かったが、名前と曲が一致して、RADIOでへヴィーに聴くまでは、時間がかからなかった。そして、あのPVが頻繁に流れるようになるのも。
変な女 だなって・・・第一印象。 R&B ヒップ・ホップ って言うのも、知ってたけど、日本人って感じがしないわけ!リズムの取り方が。カッコいくてね。別チャンネルで 大袈裟にいうと、おしっこ我慢してる彼女が、まだ我慢できそうとか、そんな印象があったのね。 だから声が震えちゃうのかって・・・そのうち 天井が落っこちてくるみたいに。そんなパロディもあったけど。リズムの取り方が、当時の日本人には、少ない細かい取り方してるのね。(ん!日本人も おしっこ我慢してる時 微妙なリズム取れるかも)
PHSって、キーワードが、時代を感じます。まだ、携帯が普及し始めた頃でしょ!・・・おいらは、今でも持たない派だけどね。彼女のリズム感は、海外で育った 生まれながらの ネイティブ・リズムなんでしょうね。驚いたのが、何時だか 紅白歌のベストテン(NTV・読売テレビ系)の特番で出てた 藤圭子の独得なリズムの取り方。(これが宇多田の リズムと一致する。びっくり)
そして、決して明るい歌声ではない。母親譲りの 憂いを感じる。不幸な繋がりさえ感じてしまう 半乾きの歌声。(もちろん 良い意味で ですよ!)
彼女が登場する年代までの 日本における メガ・ヒットとは、時代の経済状況に反比例するような それがあった。経済が好景気である時は、必ずしもではないが、レコードなどの音楽産業は、振るわず、いわゆる海外旅行やレジャーに費やす時間や金が大きな幅を利かせてせていた。
逆に オイルショックなどに見られる 経済不安定期には、室内での娯楽に時間や金が幅を利かせ 音楽業界は繁盛していた。
しかし、時代は、バブルを越した後、これと言う経済期爆もなく、景気の悪い時期であるがこその、ミリオンセラーが山と登場してくる。
そして、今の時代、音楽リスニングスタイルも変わり、音楽CDは売り上げを 停滞から下降へと向かっている。逆に配信で手軽に手にすることが出来る音楽は 使い捨て時代になってしまったの?だろうかと 錯覚さえ覚える。
宇多田ヒカルが 叩き出したアルバム売上の記録は 金字塔となり この先、塗り替えることは難しいかもしれない。母親である藤 圭子が日本に於ける アルバムチャート創世記に 何十週にも及ぶ NO.1記録と売り上げを 記録した後、様々なトラブルに巻き込まれ、芸能界を後にしたように 娘の宇多田ヒカルも 不思議なように同じような道を進んでいるように見える。
母は、高度経済成長の頂点を、娘は、その終焉を それぞれのレクイエムとして 音楽業界の記録として残したのだろうか???
宇多田ヒカル の歌声は、空しさを感じる。寒さを感じる。共に無機質な空間の形のない空気のように。彼女の歌に 人々は、見えない何かを求めたのだろうか。己をあてはめたのだろうか。何かを託したのだろうか
しばらく彼女の存在を国内で見なくなり、人々が求めていたモノは、見つかったのだろうか?
途中で離れてしまった私には、判らない。彼女が「Automatic」の中で、表現した
♪ 声を聴けば自動的に Sun Will Shain の陽射しは 暗闇で光る携帯電話の 明るさのように儚いものだったのか?
人々が流行歌に世情の期待を求めたとするのならば、宇多田ヒカルの次作登場を待ってみたい気もする。
ここしばらく 子供から大人、御年配の方まで 世代を超えた 作品って、あまり思い浮かばないね。
「Automatic」 その後の 何かを打破したくても しがらみだらけで 身動きとれないような現状の危うさを、この曲は 予言してたのかもしれないね・・・。それは、リアルとヴァーチャルの狭間で揺れ動く 人の感情の不確定さに似ていて・・・。
途中で何を書きたくなったのか 判らない自分がいる・・・。私自身、流行歌が 良く判らなくなってしまった喪失感を抱くのが。。。彼女の記録的大ヒットアルバム 『First Love』 の記録樹立と大して変わらない時期である。
「Automatic」好きな曲である。 しかし、これ以降 流行歌が つまらないものに なってしまったのかと 思い出してしまう時代の きっかけ に なった一曲である。 あくまで 私の中で・・・・・・・・。
今回は、れびゅ~ より ふぃ~りんぐ に 近いかもしれない(なんか抽象的でね。。。)
おはようございます。ちょうど昨晩、家内と宇多田ヒカル・・最近あんまり見かけないねぇってはなしていたところでした。
さぁ、週雨の月曜日ですが・・やっぱり寒いですなぁ・・。
もうすぐ四月なのに・・・
by ★まっと★ (2010-03-29 06:05)
ヒカルさんはあまり執着心がないように感じるんですよ。
思ったまま、そのときを生きてるような。
圭子ママは現実をより重く感じるように歌い
娘は現実に重力を与えないように歌っているように感じます。
by ふぢた (2010-03-29 10:30)
まっとさん、いらっしゃいませ!寒いですね。。雪まで!やはり陽気がおかしくなっちゃってますね・・・。^^
by ゆうのすけ (2010-03-29 19:35)
ふぢたさん いらっしゃいませ!でも、あれだけ稼いで、印税が入ってくれば。。。執着心が無くても(笑)うらやまし~の!^^
by ゆうのすけ (2010-03-29 19:38)